家族の食事づくりに買い物は欠かせません。けれども、車を使えない時期が続くと、食料品や日用品を運ぶことが少しずつ負担になってきます。
地域情報メディア『ひらつかログ』のライター、サトシです。買い物の方法を調べるときは、商品だけでなく、注文から受け取りまでにどのくらい手間がかかるかも気になります。
この記事では、店舗宅配、移動販売、生協の定期宅配の違いと、平塚市で確認できる候補を種類ごとに整理します。
買い物支援に含まれるサービス
「買い物支援」と呼ばれるものには、いくつか異なる方法があります。店舗が商品を配達するサービス、軽トラックで地域を回る移動販売、毎週決まった曜日に届ける生協宅配、依頼者の代わりに店舗で買う買い物代行などです。
運営元だけでなく、注文方法、利用頻度、配達区域、支払い方法も異なります。最初に「商品を選んで届けてほしい」「店頭のように見て選びたい」「毎週まとめて受け取りたい」のどれに近いかを考えると、候補を絞りやすくなります。
店舗宅配と買い物代行の違い
店舗宅配は、利用者が店舗へ商品を注文し、その店舗や配送業者が自宅まで届ける仕組みです。注文できる商品、最低注文額、配達料、対象区域は店舗ごとに決まっています。
買い物代行は、依頼を受けた人や事業者が店舗へ行き、指定された商品を購入して届けるサービスです。希望する店舗を選べる場合がありますが、代行料、交通費、立替方法などを確認する必要があります。
いつも買う商品が決まっているなら店舗宅配や定期宅配、売り場に近い形で商品を見たいなら移動販売、特定の店の商品を頼みたいなら買い物代行という見方ができます。
平塚市で確認できる候補三つ
平塚市で買い物の負担を減らしたいときに確認できる三つの候補をまとめました。利用できる地区や料金などは変わる可能性があるため、申込前に各窓口の最新情報を確認してください。
| 名称 | 特徴・利用方法 |
|---|---|
| ひらつかまごころふれあい便 | 平塚市が公開する、市内の配達対応店舗をまとめた情報冊子。冊子から店舗を選び、配達区域、料金、注文方法を確認して店舗へ直接注文します。問い合わせ先は平塚市商業観光課。 |
| 移動スーパーとくし丸(いなげや) | 軽トラックで地域を巡回し、食品や日用品を対面販売します。訪問希望の場合は、住所を伝えて対応地域か確認します。商品には1品につき税込22円の販売手数料が加算され、現在の支払い方法は現金のみです。 |
| おうちCO-OP | 生活協同組合ユーコープの定期宅配。組合員登録後、カタログやインターネットで注文し、毎週決まった曜日に受け取ります。配達地域、出資金、宅配サービス料などの確認が必要です。 |
この三つは仕組みが異なります。「ひらつかまごころふれあい便」は市が直接商品を配達する制度ではなく、配達に対応する市内店舗を探すための冊子です。料金や注文条件は、掲載されている各店舗へ確認します。
とくし丸は移動販売なので、商品を自宅へ注文して届けてもらう一般的な宅配とは異なります。停車場所では登録せずに利用できますが、自宅付近への訪問を希望する場合は、住所を伝えて訪問可能な地域か確認する必要があります。
おうちCO-OPは、必要なときだけ電話で買い物を頼む代行サービスではありません。組合員になり、基本的に1週間ごとに注文・受け取りをする定期宅配です。
ひらつかまごころふれあい便の見方
「ひらつかまごころふれあい便」には、食料品や日用品などを自宅へ配達できる市内店舗が掲載されています。買い物への移動手段がないとき、重い商品を運んでほしいとき、家庭や仕事で時間が取りにくいときなどに店舗を探せます。
冊子を利用するときは、欲しい商品を扱う店を探し、自宅が配達区域に入っているかを確認して、店舗が指定する方法で注文します。
利用者へ共通の補助金が出る仕組みではなく、市が個別の取引を仲介するものでもありません。最低注文額、配達料、注文期限、支払い方法は店舗ごとに確認してください。
とくし丸は訪問区域を先に確認する
いなげやの「とくし丸」は、野菜、肉、魚、総菜、パン、調味料、ティッシュなどを軽トラックに積み、地域を巡回する移動スーパーです。
公式案内では、週1~2回ほど訪問するとされています。ただし、訪問する地区や曜日は一律ではありません。自宅付近への訪問を希望する場合は、いなげやとくし丸担当へ住所と名前を伝え、訪問可能な地域か確認します。
商品価格には、店舗販売価格に加えて1品につき20円、税込22円の販売手数料がかかります。買い物金額に下限や上限はありません。現在の支払い方法は現金のみで、いなげやのポイントカードや商品券は利用できないと案内されています。
訪問希望の問い合わせ先は042-537-5185、受付時間は月曜日から金曜日の10時から17時です。訪問地域や日程は調整できない場合もあるため、利用できることを確認してから予定に入れましょう。
おうちCO-OPは定期利用として考える
おうちCO-OPは、食品や日用品をカタログやインターネットで注文し、毎週決まった曜日に受け取る生協の宅配サービスです。
利用にはユーコープへの加入が必要で、未加入の場合は出資金の手続きを行います。宅配サービス料もあるため、現在の料金、割引条件、注文しない週の扱いを公式ページで確認してください。
利用申込では、最初に郵便番号を入力して配達地域を判定します。平塚市内でも住所や利用条件によって確認が必要な場合があるため、申込画面の判定結果を優先しましょう。
民間サービスと地域の相談窓口を分ける
店舗宅配、移動販売、生協宅配は、各事業者との契約や売買によって利用するサービスです。利用条件を満たせば申し込めますが、配達区域、加入手続き、料金などの条件があります。
一方、高齢者よろず相談センターは商品を販売・配達する事業者ではありません。高齢者や家族から生活上の困りごとを聞き、心身の状態に応じた支援先を一緒に考える公的な相談窓口です。
- 高齢者よろず相談センター
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高齢者とその家族の生活、介護、見守りなどの相談を無料で受け付ける地域の公的な窓口です。
本人だけで注文や受け取りを続けることが難しい、買い物以外の生活にも心配がある、どのサービスが合うのか家族だけでは決めにくいという場合は、住んでいる地区を担当する高齢者よろず相談センターへ相談する方法があります。
配達・訪問区域を最初に確認する
買いたい商品や料金を比べる前に、自宅が配達・訪問区域に入っているかを確認します。
まごころふれあい便は、同じ冊子に載っている店舗でも配達区域が異なります。とくし丸は巡回コースによって訪問できない地区があります。おうちCO-OPも、申込時に郵便番号による配達地域の判定があります。
問い合わせるときは、町名だけでなく番地まで求められる場合があります。訪問日時の連絡を受けるために電話番号を伝えることもあるため、個人情報の利用目的も確認しておきましょう。
単発と定期の違いを見る
車が使えない数日間だけ必要なのか、毎週の買い物を継続して頼みたいのかで、向いている方法が変わります。
まごころふれあい便の掲載店は、店舗によって単発注文ができる場合があります。とくし丸は巡回時に必要な分を購入する仕組みです。おうちCO-OPは毎週決まった曜日に配達される定期宅配なので、利用開始や休止の手続きも確認します。
単発で使えるか、利用しない週にも料金がかかるか、休止にはいつまでの連絡が必要かを確認しておくと、利用後の行き違いを減らせます。
- 自宅が配達・訪問区域に入っているか
- 単発利用か定期利用か
- 配達料、販売手数料、宅配サービス料
- 現金、口座振替などの支払い方法

料金を比べる前に、自宅まで来てもらえるかを確認したいんですよね
受け取り方法も確認する
配達時に在宅する必要があるか、不在時に置き配できるか、冷蔵品や冷凍品をどのように受け取るかも確認します。
移動販売は、原則として車が来たときにその場で商品を選び、支払う方法です。店舗宅配や定期宅配は、不在時の対応がサービスごとに異なります。
玄関まで運んでもらえるか、集合住宅の入口までか、重い飲料や米にも個数制限があるかなど、困っている内容を具体的に伝えると確認しやすくなります。
個別の買い物代行を頼む場合の注意点
今回紹介した三つとは別に、便利屋や生活支援事業者へ買い物代行を依頼する方法もあります。その場合は、商品代の立替方法、代行料、交通費、キャンセル料、レシートの受け渡しを契約前に確認します。
鍵やキャッシュカード、暗証番号を安易に預けないことも大切です。室内への搬入が必要な場合は、どこまで入ってもらうかを家族と決め、事業者の運営元と連絡先を確認しておきましょう。
公式情報の確認先
まごころふれあい便の最新版は平塚市公式サイトで確認し、実際の注文条件は冊子に掲載された店舗へ直接尋ねます。冊子についての問い合わせ先は平塚市商業観光課です。
とくし丸は、いなげや公式ページで現在の販売手数料や支払い方法を確認し、訪問希望の場合は担当窓口へ住所を伝えます。おうちCO-OPは、公式サイトで郵便番号による配達地域判定、加入条件、宅配サービス料を確認してください。
高齢者本人の心身の状態や、買い物以外の生活にも心配がある場合は、住んでいる地区を担当する高齢者よろず相談センターへ相談できます。
今日の一歩の決め方
まず、「数日だけ必要」「毎週届けてほしい」「商品を見て選びたい」のどれに近いかを一つ決めます。
数日だけなら、まごころふれあい便の冊子から近くの店舗を探します。商品をその場で見たいなら、とくし丸へ訪問区域を確認します。毎週まとめて受け取りたいなら、おうちCO-OPの配達地域と料金を調べると、次にすることが見えやすくなります。
すべてを一度に比べる必要はありません。最初の問い合わせでは、自宅が対象区域か、合計でいくらかかるか、どのくらいの頻度で利用できるかの三つを確認してみてください。
今回は買い物支援サービスについてまとめました。この記事が皆様の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。












